ガルバリウム鋼板で外壁リフォームを検討したい方へ、住まいのプロが解説

住まいの印象を大きく左右する外壁。近年では、屋根や外壁のリフォームにおいて、「ガルバリウム鋼板にしたい」というご相談が増えています。
従来の金属素材と比較して、錆びにくく・軽量で・高耐久という特徴を持ち、デザイン性にも優れていることから、多くの住宅で採用されている人気の建材です。

一方で、ガルバリウム鋼板にも特徴や注意点があり、建物の状態や周辺環境によっては適切な施工やメンテナンスが必要になります。「長持ちすると聞いたから安心」というだけではなく、素材の特性を理解したうえで選ぶことが大切です。

ARMS HOUSE OPTIONでは、外壁・屋根リフォームにおいて、建物の状態やご要望に合わせた最適なご提案を行っております。
本記事では、ガルバリウム鋼板とはどのような素材なのかをはじめ、メリット・デメリット・メンテナンス方法について、住まいのプロの視点からわかりやすく解説いたします。

「外壁リフォームを検討している」
「できるだけメンテナンスコストを抑えたい」
「デザイン性と耐久性を両立したい」

そのようにお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

皆さまがお住まいの住宅には、どのような外壁材が使用されているでしょうか?
現在の住宅で特に多く採用されているのが、「サイディング」と呼ばれる外壁材です。
サイディングには、樹脂系・木質系・金属系などさまざまな種類がありますが、その中でも最も普及しているのが、セメント質を主原料とした「窯業系サイディング
」です。

窯業系サイディングは、現場で施工を行うモルタル外壁と比べて施工性に優れており、さらにデザインやカラーのバリエーションも豊富なため、多くの住宅で採用されてきました。
近年では、同じ窯業系サイディングとは思えないほど、デザイン性の高いお洒落な住宅も増えています。しかしその一方で、最近では窯業系サイディングから金属系サイディングへシフトする住宅も増加傾向にあります。

その理由の一つが、窯業系サイディング特有の経年劣化です。
窯業系サイディングはセメントを主成分としているため、表面の塗膜が劣化すると水分を吸収しやすくなり、徐々に強度が低下してしまいます。さらに、ボード同士の継ぎ目に施工されている「目地シーリング材」も紫外線や雨風の影響によって劣化していきます。シーリングのひび割れや剥がれを放置すると、雨水の侵入による雨漏りや内部腐食のリスクが高まるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

その点、金属系サイディングは、窯業系サイディングのこうした弱点をカバーできる外壁材として注目されています。そして、その金属系サイディングに多く使用されているのが、「ガルバリウム鋼板」と呼ばれる高耐久の金属素材です。

ガルバリウム鋼板は、軽量で耐久性に優れ、錆びにくいという特徴を持ち、現在では屋根・外壁リフォームにおいて非常に人気の高い建材となっています。

ガルバリウム鋼板とはどんな素材?

近年、屋根材や外壁材として高い人気を集めている「ガルバリウム鋼板」
スタイリッシュなデザイン性に加え、耐久性や軽量性にも優れていることから、多くの住宅で採用が進んでいます。しかし、ガルバリウム鋼板は決して新しい素材ではありません。
実は、昔から住宅や倉庫などに使用されてきた「トタン」と同じく、鉄をベースにした金属素材です。では、トタンとガルバリウム鋼板にはどのような違いがあるのでしょうか?

一般的なトタンは、鉄に亜鉛100%のメッキを施した素材です。一方、ガルバリウム鋼板は、鉄をベースにしながらも、アルミニウム:55%、亜鉛:43.4%、シリコン:1.6%という割合でメッキ加工が施された合金素材となっています。このアルミニウムを多く含んだ特殊な構造によって、耐久性・耐食性(錆びにくさ)に優れていることが、ガルバリウム鋼板最大の特徴です。

トタンとガルバリウム鋼板の違いとは?防食性能の仕組みをわかりやすく解説

屋根や外壁でよく使用される「トタン」と「ガルバリウム鋼板」。
どちらも金属素材ですが、実は“サビに対する仕組み”に大きな違いがあります。トタンは、鉄板の表面に亜鉛メッキを施した素材です。トタン最大の特徴は、亜鉛が鉄より先に腐食することで、内部の鉄を守る「犠牲防食性能」にあります。傷がついた場合でも、傷ついた部分に亜鉛が溶け出して酸化し、酸化した亜鉛が傷口を覆って腐食の進行を抑えるという流れで、鉄板自体のサビを防いでくれます。つまり、亜鉛が“身代わり”になることで鉄を守っているのがトタンの防食構造です。
ガルバリウム鋼板は、トタンに比べて亜鉛の割合が少ないため、単純な「犠牲防食性能」だけを見ると劣る部分があります。しかし、アルミニウムが表面に形成する酸化被膜(不動態被膜)が金属をしっかり保護し、さらに亜鉛による防食作用も組み合わさることで、結果として非常に高い耐久性・防食性を発揮します。

1.耐震性の向上にも繋がる

ガルバリウム鋼板は、外壁材の中でも非常に軽量な素材です。一般的な窯業系サイディングと比較すると、重量はおよそ1/3程度とされており、建物全体への負担を大きく軽減できます。建物は重ければ重いほど、地震発生時の揺れによる負荷が大きくなります。一方、軽量な外壁材は建物への負荷を抑えやすく、耐震性の向上にも繋がるというメリットがあります。

2. 錆びにくく高耐久(長期間住まいを守る)

金属系の外壁材というと、「錆びやすい」というイメージを持たれる方も少なくありません。しかし、ガルバリウム鋼板は亜鉛とアルミニウムによる高い防食性能を備えており、従来のトタンと比較して非常に錆びにくい素材です。一般的にトタンの耐用年数が約10〜20年とされるのに対し、ガルバリウム鋼板は30年以上の耐用年数が期待できるため、長期的に住まいを保護してくれます。また、錆びによる劣化を抑えられることで、補修や塗り替えの頻度を減らし、将来的なメンテナンスコストの軽減にもつながります。

耐用年数の比較

3. 豊富なデザインバリエーション

かつてのガルバリウム鋼板は、「金属外壁=シンプルで無機質」というイメージを持たれることが少なくありませんでした。しかし近年では、各メーカーの技術向上によりデザインのバリエーションが大幅に増え、スタイリッシュなモダンデザインはもちろん、木目調や石目調など、さまざまな住宅デザインに対応できる製品が登場しています。そのため、以前は「我が家の雰囲気には合わない」と考えられていた和風住宅やナチュラルテイストの住宅でも、違和感なく取り入れられるようになりました。また、ガルバリウム鋼板はデザイン性だけでなく、高い耐久性やメンテナンス性も兼ね備えているため、見た目と機能性の両方を重視したい方にもおすすめです。アームズコーポレーションでは、お住まいのデザインや周辺環境、ご予算に合わせて最適な外壁材をご提案しております。豊富なデザインの中から、お客様の理想の住まいづくりをサポートいたします。

1. 錆びる可能性がある

ガルバリウム鋼板は高い防食性能を持つ外壁材ですが、全く錆びないわけではありません。施工時や飛来物、台風などによって表面に傷がつくと、その部分から錆びが発生する可能性があります。また、交通量の多い道路沿いや工場周辺では、排気ガスや鉄粉が付着することで錆びの原因となるケースもあります。さらに、沿岸部にお住まいの場合は塩害にも注意が必要です。ガルバリウム鋼板を開発したメーカーの実験によると、田園地帯や工業都市では25年以上の耐用年数が期待できる一方で、塩害地域では約15年程度まで耐用年数が短くなる場合があるとされています。

近年は技術の進歩により耐塩害性能も向上しており、製品によっては保証制度が設けられているものもありますが、立地条件や周辺環境によっては保証対象外となるケースもあります。そのため、ガルバリウム鋼板を採用する際は、製品保証の内容や施工後のメンテナンス体制について事前に確認しておくことが重要です。ガルバリウム鋼板の性能を長く維持するためには、定期的な点検や清掃も欠かせません。万が一傷や劣化が見つかった場合は早めに補修を行い、必要に応じて塗装メンテナンスを実施することで、錆びの進行を防ぎながら美観と耐久性を維持することができます。アームズコーポレーションでは、施工後のアフターフォローやメンテナンスのご相談も承っております。素材選びだけでなく、将来を見据えた維持管理まで含めて最適なご提案を行っております。

2. 結露が発生しやすい場合がある

ガルバリウム鋼板は軽量で耐久性に優れた外壁材ですが、施工方法や建物の構造によっては結露対策が重要になる場合があります。近年の住宅は高気密・高断熱化が進んでおり、室内で発生した湿気が屋根裏や壁内部に滞留すると、温度差によって結露が発生することがあります。結露を放置すると、下地材の劣化やカビの発生につながる可能性もあるため注意が必要です。しかし、これはガルバリウム鋼板そのものが原因ではなく、適切な換気計画や断熱施工によって十分に対策することができます。現在では棟換気や通気工法などが広く採用されており、湿気を効率よく排出することで結露リスクを抑えています。

3. 遮音・断熱対策が必要なケースがある

ガルバリウム鋼板は金属素材のため、「雨音が響きやすい」「断熱性が低いのではないか」と心配されることがあります。確かに、ガルバリウム鋼板単体では断熱性や遮音性は高くありません。しかし現在主流となっている金属サイディングの多くは、高性能な断熱材と一体化した構造となっており、従来のイメージとは大きく異なります。実際に熱の伝わりやすさを示す熱貫流率を比較すると、断熱材一体型の金属サイディングは非常に優れた断熱性能を持ち、窯業系サイディングやモルタル外壁と比較しても高い性能を発揮します。また、断熱材が音を吸収することで、雨音や外部からの騒音も軽減されるため、快適な住環境づくりにも役立ちます。
アームズコーポレーションでは、お住まいの地域環境やご要望に合わせて、断熱性・遮音性・耐久性のバランスを考慮した最適な外壁材をご提案しております。

ガルバリウム鋼板による外壁リフォームの方法

ガルバリウム鋼板を使用した外壁リフォームには、大きく分けて外壁張り替え工事」と「外壁カバー工法」の2つの方法があります。それぞれに特徴があり、建物の状態やご予算、今後のメンテナンス計画によって最適な工法は異なります。


外壁張り替え工事

外壁張り替え工事とは、既存の外壁材をすべて撤去し、新たにガルバリウム鋼板を施工する方法です。既存外壁が著しく劣化している場合や、剥離・剥落が発生している場合、雨漏りによる下地の腐食が見られる場合に適した工法です。外壁材をすべて取り外すため、建物内部の状態を確認できることが大きなメリットです。透湿防水シートや下地材の劣化状況を確認し、必要に応じて補修や交換を行うことで、建物の耐久性を根本から改善することができます。また、既存外壁を撤去することで住宅全体の軽量化につながり、建物への負担軽減も期待できます。一方で、既存外壁の撤去・処分費用が発生するため、カバー工法と比較すると施工費用は高くなる傾向があります。しかし、下地からしっかりとリフレッシュできるため、長期的な安心を重視される方にはおすすめの工法です。

外壁カバー工法

外壁カバー工法とは、既存の外壁材を撤去せず、その上からガルバリウム鋼板を施工する方法です。現在の外壁リフォームでは、このカバー工法が多く採用されています。既存外壁の上に胴縁や防水シートを施工し、その上からガルバリウム鋼板を張ることで、新しい外壁へと生まれ変わらせます。既存外壁を撤去しないため、廃材が少なく、撤去・処分費用を抑えることができるほか、工期の短縮にもつながります。また、外壁が二重構造になることで、遮音性や断熱性の向上も期待できます。さらに、ガルバリウム鋼板は非常に軽量な外壁材であるため、カバー工法を行っても住宅重量の増加は比較的少なく、耐震性への影響も抑えられます。

アームズコーポレーションの考え方

どちらの工法が最適かは、外壁の劣化状況や下地の状態によって異なります。既存外壁や下地の傷みが進行している場合は「外壁張り替え工事」、外壁の状態が比較的良好でコストや工期を重視する場合は「外壁カバー工法」が適しているケースが多くあります。
アームズコーポレーションでは、現地調査を行ったうえで建物の状態を正確に診断し、お客様のご予算や将来的なメンテナンス計画まで考慮した最適なリフォームプランをご提案しております。単に新しい外壁を施工するだけでなく、住まいを長く快適に維持するためのご提案を大切にしています。

これまで多くのガルバリウム鋼板外壁の施工に携わってきた施工業者の目線から、特に人気のあるカラーとその特徴について簡単にご紹介していきたいと思います!

ガルバリウム鋼板外壁の人気カラーをご紹介

ガルバリウム鋼板外壁は、優れた耐久性や軽量性だけでなく、デザイン性の高さも人気の理由のひとつです。近年ではカラーやデザインのバリエーションが豊富になり、シンプルモダンからナチュラルテイスト、和モダンまで幅広い住宅に採用されています。ARMS HOUSE OPTIONでも多くのお客様からカラー選びのご相談をいただきます。ここでは、実際の施工現場で特に人気の高いカラーをご紹介いたします。


ブラック|高級感と重厚感を演出する人気No.1カラー

ブラックはガルバリウム鋼板外壁の中でも特に人気の高い定番カラーです。洗練された印象と重厚感を兼ね備えており、シンプルな住宅でも高級感のある外観へと仕上げることができます。木目調や石目調との相性も良く、近年人気のモダン住宅やホテルライクなデザインにも多く採用されています。一方で、白い汚れや雨だれ、水垢などが目立ちやすいため、美観を長く維持するためには定期的な点検やメンテナンスがおすすめです。

ホワイト|明るく開放感のある外観を実現

ホワイトは清潔感と明るさを兼ね備えた、時代を問わず愛されるカラーです。家全体を大きく見せる効果があり、スタイリッシュで開放感のある外観を演出できます。また、周囲の景観にも馴染みやすく、シンプルモダンやナチュラルテイストなど幅広いデザインとの相性も良好です。ただし、排気ガスやカビ、コケなどの汚れが目立ちやすいため、周辺環境を考慮したカラー選びが重要になります。

ブルー系(ネイビー)|上品でおしゃれな印象を演出

近年人気が高まっているのがネイビーを中心としたブルー系カラーです。ブラックほど重たい印象にならず、ホワイトほど汚れが目立ちにくいため、デザイン性と実用性のバランスに優れています。落ち着いた雰囲気を持ちながらも個性を演出できるため、他の住宅と差別化したい方にもおすすめです。木目調の玄関ドアや軒天との相性も良く、上品でおしゃれな外観に仕上がります。ただし、濃色系のため紫外線による色あせが発生する場合もありますので、定期的な点検や適切なメンテナンスを行うことで美観を長く維持できます。


デザイン性も魅力!ガルバリウム鋼板外壁は豊富なデザインから選べます

ガルバリウム鋼板外壁というと、「シンプルな金属の外壁」というイメージを持たれる方も少なくありません。しかし近年では、性能だけでなくデザイン性も大きく進化しており、さまざまなテイストの住宅に対応できる外壁材として注目されています。
従来のスタイリッシュな金属調デザインはもちろん、レンガ調・石材調・木目調など、自然素材の質感をリアルに再現したデザインも数多く登場しています。

金属の耐久性と自然素材の美しさを両立

ガルバリウム鋼板外壁の大きな魅力は、金属ならではの高い耐久性と、豊富なデザイン性を両立できる点です。例えば、

  • レンガ調で重厚感のある外観
  • 石材調で高級感のある住まい
  • 木目調で温かみのあるナチュラルな雰囲気
  • モダンな金属調デザイン

など、お住まいのコンセプトやライフスタイルに合わせた外観づくりが可能です。「ガルバリウム鋼板にしたいけれど、金属らしい見た目は避けたい」という方でも、理想のデザインに近づけることができます。

窯業系サイディングからの張り替えにもおすすめ

現在、窯業系サイディングのデザインを気に入っている方も多いと思います。実は最近のガルバリウム鋼板外壁には、窯業系サイディングのような意匠性を再現した商品も多数あります。そのため、「今の雰囲気はそのままにしたい」「デザインは気に入っているけれど耐久性を向上させたい」という場合にも、ガルバリウム鋼板外壁は有力な選択肢になります。

カラー選びで後悔しないために

外壁は住まいの印象を大きく左右する重要な部分です。カタログだけで判断するのではなく、実際の施工事例や周辺環境、屋根やサッシとのバランスも考慮しながら選ぶことが大切です。ARMS HOUSE OPTIONでは、ガルバリウム鋼板外壁の施工実績をもとに、お住まいに最適なカラーやデザインをご提案しております。「どの色が似合うかわからない」「おしゃれな外観にしたい」「汚れが目立ちにくい色を選びたい」そんな方はぜひお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが理想の外壁リフォームをサポートいたします。


ARMS HOUSE OPTIONは、ガルバリウム鋼板の外壁リフォームにも対応しています

ARMS HOUSE OPTIONでは、外壁塗装だけでなく、ガルバリウム鋼板を使用した外壁リフォームにも幅広く対応しております。ガルバリウム鋼板は、軽量で耐久性・防食性に優れた外壁材として注目されており、住宅の耐震性向上やメンテナンスコストの軽減にもつながります。もちろん、ガルバリウム鋼板による外壁カバー工法や外壁張り替え工事、シーリング工事まで一貫して対応可能です。外壁の色あせやひび割れ、反りや浮き、雨漏りの原因となる劣化など、さまざまな症状に対して建物の状態をしっかり調査し、最適な施工方法をご提案いたします。
ガルバリウム鋼板は耐久性の高い外壁材ですが、建物の状態によっては張り替え工事が適している場合や、カバー工法が適している場合があります。ARMS HOUSE OPTIONでは、見た目の美しさだけでなく、建物の耐久性や将来的なメンテナンス性まで考慮したご提案を行っています。
外壁のリフォームをご検討中の方や、ガルバリウム鋼板に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。専門スタッフが丁寧に現地調査を行い、お住まいに最適なリフォームプランをご提案いたします。

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